《刺繍とお菓子》 1月はガレット・デ・ロワ


この時期になるとよく目にしますよね。

ガレット・デ・ロワ。

1/6の公現祭(エピファニー)をお祝いして食べるフランスのお菓子です。

お菓子自体はとてもシンプルですが

パイ生地に施した切り込みの模様が
とても素敵で印象的でした。

それぞれの模様に意味があり、願いが込められているそうです。


渦巻きのような曲線がきれいな模様は
太陽がモチーフです。
暖かく大きな太陽は生命力を表しています。


矢のような形は麦の穂をイメージした模様で
五穀豊穣を願っています。
畑いっぱいの麦の穂が揺れている景色を
想像しました。


きれいに並んだ格子のような模様は
ヒマワリのイメージで、勝利を意味しています。


葉っぱが並んでかわいい模様は月桂樹をモチーフにしていて、栄光を表しています。

食べれそうな   美味しそうな   ✳︎

そんな刺繍を目指して刺しました。

ブローチに仕立てたので
こんな感じにつけてみたり。


青いワンピースや白いシャツに
似合うかなぁと
いろいろ合わせて遊んでみたり。

刺繍してたら食べたくなっちゃったので、
本物も焼きましたよ。

模様が上手く出るか心配で
焼いている間(50分くらい。。)
ずっとオーブンを覗き込んでいました。笑

クッキーは焼き時間が短いのであっという間ですが、
ケーキは30分以上かかるものがほとんどなので、テレビのようにじっと見ていたくなります。
いつも日焼けしないのかなと、少し心配しつつ、膨らむ生地を見つめてみたり。
オーブンをずっと見てると時間が経つのを忘れます。すんごく楽しいです。

中に詰めたクリームは
アーモンドクリームとカスタードクリームを混ぜたもの。アーモンドだけより、柔らかくて滑らかで美味しかったです。

ずっと甘いと飽きちゃうかなぁと思って
手作りのレモンカードを添えました。
レモンカードって、他のお菓子にもいろいろ使えるようで、これから活躍しそう。
楽しみなレシピが一つ増えました。

フェーヴが当たった人は
その一年幸せに過ごせ、
その日一日は王様にもなれちゃうんですって。

王冠は紙刺繍をした青いものにしました。
猫にかぶせたら、案の定怒られました。。
すみません。。猫さま。。
(顔が怖いよ)

今年は、私がカットしている時に、
うっかり見つけちゃったので
来年はフェーヴを当てるところも
やってみたいです。


お菓子と刺繍をテーマに
今年はいろいろ作ってみようと
わたしの新年の目標です。

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- yazawado - 横浜からお届けする、刺繍とお菓子と、ときどき猫。

汽笛の鳴る横浜から、フランス刺繍での作品作りや、素朴なお菓子作り、愛猫のけだまととろろの成長記録をお届けします。